研究室に興味のある方へ
花田太平の研究内容やゼミ等担当授業の紹介のページです。
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現在取り組んでいる研究
2021年度から新たに、以下の科研プロジェクトに取り組んでいます。
- 科研費基盤研究C(研究代表者)「世俗化の神学的起源の再解釈:近世イギリスにおける「キリストの受難」と初期公共圏」(2021〜2024年度:研究課題番号21K00094)
博士論文に基づいて刊行した単著『Samson in Labour: Milton and Early Modern Political Theology』(Reitaku University Press, 2019)のテーマをより一般的な思想史として発展させた研究です。「痛み」と「労働」に着眼しながら、ポスト世俗化の時代に近世思想史を読み直す意義を探求しています。
また上記の他に、文学研究の専門性(テキスト分析、批評理論等)を生かしながら、近年注目されているオープンダイアローグや当事者研究の成果を人文学の教育実践に取り入れる研究やグリーフケアや震災トラウマに関する研究もしています。
専門ゼミ
花田ゼミでは、批判的思考能力や自他の主観世界を言語化する力、対話のファシリテータとしての力を身につけることを目的にしています。そのために、批評理論(critical theory)や公共性の思想の研究を通じ、仲間とのさまざまな対話ワークの中で自分の「当事者性」(若者、ジェンダー、障害、病い、トラウマ、エスニシティー・・・)を再発見し、自己テーマに関する実践的な社会への働きかけ(ソーシャルアクション、言論活動)を行います。
ゼミ紹介記事等
- HP記事「「対話」を続けた先に生まれる、安心できる仲間の存在」(前編)(後編)
- 夢ナビ講義2023「「孤独」の時代に考える、対話の可能性とは?」
花田研究室主催イベント
- 対話ワークショップ「ダイアローグ×さとう。声と言葉の交差する場所をめぐって」(特別講師:SSWさとう。氏)2025年6月30日
- 対話ワークショップ「2025年度英語リベラルアーツスタートアップセミナー「ダイアローグ体験会」」2025年4月4日
- 対話ワークショップ「ノーベル文学賞受賞記念学内朗読&対話イベント 小説家ハン・ガンさんの本を読もう」(特別講師:金孝卿国際学部教授)2025年1月23日
- 対話ワークショップ「自分と違う人がいる場所で働くということ:カウンセラーと考える新しい時代のコミュニケーション」(特別講師:公認心理士露木友子氏)2025年1月9日
- 対話ワークショップ「2024年度英語リベラルアーツスタートアップセミナー「ダイアローグ体験会」」2024年4月5日
- 外国語学部FDワークショップ「オープンダイアローグとは何か:大学教育における可能性」(特別講師:精神科医斎藤環教授)2024年1月26日
- 対話ワークショップ「(高大連携事業)第五回麗澤大学出張講義「対話のファシリテーターになろう」」2023年11月29日
ゼミ生の卒論テーマ(一部)
- 斉藤思歩(2025, 3)『割れた鏡のさきに:摂食障害の痛みと回復への当事者研究的アプローチ』 2024年度外国語学部卒業研究コンテスト優秀賞受賞
- 笠間小都音(2024, 3)『傷ついた若者の語り:トラウマと防衛機制の当事者研究』 2023年度外国語学部卒業研究コンテスト最優秀賞受賞
- 土田ゆめか(2023, 3)『「いい子」の当事者研究:「生きづらさ」への対話的アプローチ』 2022年度外国語学部卒業研究コンテスト優秀賞受賞
自主企画ゼミ(主に1,2年生対象)
- 「フィールドワークで考える障害と社会」(2025年度前期、参加学生11名,国際学部合﨑京子准教授と共同担当)
- 「21世紀型教育方法の探究:対話・体験型授業・「2.5次元舞台」を手がかりに」(2024年度後期、参加学生11名)
- 「戦争の記憶とサステナビリティ」(2024年度前期、参加学生11名)[2023年度麗澤大学SDGsフォーラム実践部門最優秀賞受賞][長崎大学RECNA主催第3回「核なき未来」オピニオン賞の最終選考に5名が選出][2024年度上半期 麗澤大学後援会奨励賞受賞][2024年10月23日平和の大切さ伝える若い世代育成研修の成果発表会へ参加・NHK長崎報道]
- 「ナガサキで考える戦争と原子力」(2023年度前期、参加学生13名)[長崎大学RECNA主催第2回「核なき未来」オピニオン賞の最終選考に3名が選出] [2023年9月東京大空襲についての現地調査を実施][2023年度上半期 麗澤大学後援会奨励賞受賞]
- 「ヒロシマで考える戦争と原子力」(2022年度前期、参加学生11名)
- 「障害と社会:相模原障害者殺傷事件から考える新たな公共性とは」(2021年度後期、参加学生8名)
- 「公共性をめぐるオープンダイアローグ:当事者研究と社会的包摂の見地から」(2020年度前期、参加学生12名)
- 「メディア批評論:理論と実践」(2017年度前期、参加学生11名)